

唯一学校のなかに入れるチャンスがあるとすれば、文化祭だ。文化祭のときには、外部の人をなかに入れてくれる学校もあるから、そういうときに子供を連れていくといいだろう。校舎内では「ここが入り口なんだね」とか「ここにトイレがあるんだね」と話しながら見ていけば、試験当日にガチガチになるということも減ってくる。それに、文化祭というのは子供が憧れているものの一つだから、文化祭を見るとその学校への憧れも強くなってくる子は多いと思う。大学受験勉強で忙しくなってくると、たかが下見のために1日つぶすのはもったいないという気になって、その時間を惜しんでしまうことがあるが、合格するために必要な時間の投資なのだから、つぶす日は思い切ってつぶすようにしたほうがいいだろう。子供が少しでもリラックスできることに寄与するなら、それは価値のある投資と言えるだろう。「初めての受験なのだから子供はプレッシャーを感じて当然」という前提のもとに、必要なお膳立てをしてあげよう。
「PSS(個別指導学習システム)」は、「ETS」および「PCS」の結果をもとに教材を選択し、将来の目標を階段を上るように実現していくシステムである。「ETS」と「PCS」の結果によっては、「PSS」の使い方も変わってくる。「PCS」で作成したカリキュラムに沿ったテキスト&プリントを用いて、生徒自身が立てた目標を、ステップ・バイ・ステップで実現させる。パソコンに幅広い難易度の問題が大量に蓄積されているので、その生徒のカリキュラムや学力に応じて学習教材を抽出することができる。予習用準拠教材はもちろん、補習用教材や定期テスト対策用教材など、さまざまな要望に対応し、すべての点に妥協を許さない、完全個別指導を確立させている。否が応でも成績が上がるような仕組みということだろう。
「あの予備校に通えば大学受験に成功する」「予備校の言う通りに勉強することが合格への必須条件」と思うのは、親としてあまりにも手抜きと言わざるを得ません。「適材適所」という言葉がありますが、予備校に対してもこの言葉を使いたいのです。必要なときに、必要な方法で的確に予備校を利用すること。これが第一です。そのためには、親が「今の子どもに何か必要なのか」をしっかりと認識することが必要なのは、言うまでもありません。同じ社会人から見て、「能力が足りない」あるいは「信頼できない」人達が多いのが公立の学校教師の実情ではありませんか?もちろん、優秀な先生がおられることもあります。しかしそれはむしろ幸運に恵まれたとしか思えないほどの稀なケースで、「ひょっとしたら普通以下かも……」と思わざるを得ない人が多く含まれるのが、現在の公立の学校教師の実態ではありませんか?受験に勝つためには、「対受験用の勉強」が不可欠です。しかし、結論から申し上げれば、学校で「対受験用の勉強」を求めることは不可能です。親はそれを改めて認識し、子どもが受験で戦い抜くためにはどんな勉強が必要なのか、どのような教育環境を設定することが必要かを真剣に考えなければなりません。